”シニア人材・技術者 求人がアツイ!” ReKG(リケジィ)インタビュー Vol.7 土井逸朗さん

シニア技術者人材の求人ニーズが高まっています。アクシスコンサルティングでは、シニア技術者人材のコミュニティ、チームReKG(リケジィ)を運営しています。
ここでは、チームReKG(リケジィ)のメンバーである、モノづくりフェローの方々をインタビュー形式で紹介していきます。

プロフィール

●お名前 土井 逸朗さん
●年齢 64歳(2017年5月時点)
●略歴 国内の大手電気メーカー出身。定年を経て、中国の製造業に対する生産改善などのコンサルティング業務や企業診断などに携わる。

クライアントがどのようなことを実現したいのか、明確にして目標を一緒に決めていく作業が必要ですね

― 土井さんは、電気メーカーを定年されてからすぐ、技術顧問としてのお仕事を始められたでしょうか。

土井:半年ほどはブラブラしていました。それから動き出そうとアクシスコンサルティングさんに人材登録をして、声をかけていただきました。

― 技術顧問として関わっておられたのは、どのようなプロジェクトですか。

土井:最初は、北京のある製造業の改善指導のようなお仕事をしました。4カ月ほど1つの工場の指導をしていました。その後、社長の相談相手のような役割で経営改善の支援をしました。また、いろいろな企業訪問、企業診断をしました。

― 技術顧問としてのお仕事で苦労されたことはありますか。

土井:ある材料メーカーで、まずは企業診断から入っていきましょうということで着手したのですが、クライアント側は、実は、良品率を何%に上げたいという明確な達成数値の目標を最初から持っており、それがうまく伝わっていなかったために苦労した経験があります。技術顧問としては、クライアントがどのようなことを実現したいのか、明確にして目標を一緒に決めていく作業が必要ですね。

ダイナミックに成長する人材が、中国にはいますね

― 土井さんが、技術顧問のお仕事に関心を持った点はどこですか。

土井:当初は、単純に中国に行きたいという思いがありました(笑)。

― 中国でのお仕事が好きなのですか。

土井:前職時代、2003年に初めて仕事で中国に行ったのですが、それまでは正直、中国での仕事にあまりいいイメージを持っていませんでした。ところが、実際に行ってみると、とても良い仲間に恵まれ、非常に楽しく仕事をすることができました。

― “良い仲間”とは、具体的にはどのような関係性が良かったのですか。

土井:最初、中国の技術者は、こちらが指導したことをそのままきちんとやってくれません。自分の解釈で独自のやり方でやってしまいます。でも、そういうことがわかると、どこをチェックすれば良いのかがわかります。そして、褒めたり、勇気づけたりしながら指導すると、成長し、強力な助っ人になってくれます。そういう阿吽の呼吸のようなものが感じられたことが良かったですね。

― 自分の解釈で独自のやり方というのは、どういうことですか。

土井:たとえば、現場で品質管理をする際に、品質検査の手順があります。その検査表をチェックすると同じ数字が並んでいたりします。検査をせずに、同じ数字を書き込むことが仕事であるという解釈をしているのです。そういうことが発生すると、愕然としますが、それでも、検査の意味は何か、品質管理とは何かということを粘り強く指導していくと、何人かに一人は、大切なことに気づき、大きく成長し、頼もしい戦力になります。

― どれぐらいの成長の幅があるのですか。

土井:私が最初に中国に行ったときに、通訳をしていた若い女性がいたのですが、素直でいろいろと吸収するので、現場の作業を一通り経験させ、教え込みました。彼女は、今、日本企業の中国工場の生産管理部長をしています。それぐらいダイナミックに成長する人材が、中国にはいますね。

コーディネーター的な役割を今後は手がけていきたいですね

― 土井さんが一番モノづくりで喜びを感じるのは、どういうところですか。

土井:モノづくりのためのシステムづくりが好きですね。ゼロからの開発というより、応用の開発。生産技術的なところが好きですね。

― モノづくりは常にチームで進めていく部分があると思います。チームでモノづくりをしていくことの魅力というのはありますか。

土井:それは大きいですね。チームづくりという点では、日本と中国では違いますし。技術者の教育の仕方も違いますし、仕事の指示の仕方も違います。叱り方も違います。相手の自尊心を傷つけないようにする叱り方に配慮しないといけません。

― 中国におけるチームづくりは、日本の場合よりも難しそうですが。

土井:中国では、日本に比べて「オレが、オレが」という自己主張の強いタイプが多いです。ですから、日本企業の中国工場で指導していたときは、逆にそれを利用して、「ここは、日本本社ではなく、皆さんが中心にならないといけません」と繰り返し話しました。それが、彼らのやる気を引き出したように思います。日本では、そういうアプローチをしても、あまり響く人がいませんので(笑)。

― 土井さんが仕事をするうえで大切にしていることはありますか。

土井:やはり、正直であることだと思っています。

― 今後チャレンジしたいことはありますか。

土井:中国語をもっと話せるようになりたいですね。

― あと、どれくらいお仕事を続けていたいですか。

土井:そうですね。70歳ぐらいまでは仕事をしていたいですね。70歳を過ぎると、人間は自己中心的になってしまいますから(笑)。でも、ここでお会いするリケジィの方たちは、そんなことはないですよね。

― 技術顧問としての今後のお仕事についてはどうお考えですか。

土井:技術顧問に仕事を依頼する前の段階、お客様がどのようなことに困っていて、何を実現したいのか、そのためには、どんな専門技術を持った技術顧問が必要なのか、そのようなコーディネーター的な役割を今後は手がけていきたいですね。

― 土井さん、今日はどうもありがとうございした。

2016年9月9日
インタビュアー:チームReKG(リケジィ) ファシリテーター ナレッジサイン 吉岡英幸

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