”シニア人材・技術者 求人がアツイ!” ReKG(リケジィ)インタビュー Vol.2 上野充弘さん

シニア技術者人材の求人ニーズが高まっています。アクシスコンサルティングでは、シニア技術者人材のコミュニティ、チームReKG(リケジィ)を運営しています。
ここでは、チームReKG(リケジィ)のメンバーである、モノづくりフェローの方々をインタビュー形式で紹介していきます。

プロフィール

●お名前 上野 充弘さん
●年齢 60歳(2017年1月時点)
●略歴 国内の大手自動車会社で主にボディの設計。IT部門の責任者や欧州の開発責任者も歴任。
現在は、海外の企業やベンチャー企業の自動車開発の体制づくりを支援しています。

Ueno

自分の仕事の成果が、目に見える評価につながる。それがモノづくりの喜びですね。

― 前職の自動車会社では、どのようなお仕事をされていたのですか。

上野:主にボディ設計に17年間ほど携わっていました。その後設計のマネジメントも手がけ、IT部門のマネジメントを経て、R&Dの開発管理などにも携わりました。2009年から2013年までは、ヨーロッパのR&Dの責任者をしていました。

― 幅広い分野に携われたのですね。

上野:そうですね。ただ、ITの分野もクルマの開発・設計業務に関わるシステムのユーザーとしての要件を取りまとめる仕事なので、開発・設計業務に軸足は置いていましたね。

― ボディの設計というのはどのようなお仕事なのですか。

上野:ボディの設計は、外観のデザインの美しさという部分と、エンジンやシートなどの最適な配置、居住性、強度、重量など、性能に関わる部分をうまく組み合わせて作るわけです。それらを安全性と最適なコストでいかに設計するか、です。

― 自動車のボディを設計する仕事のおもしろさは、どういう部分でしょうか。

上野:自動車のボディは、金型投資など、新機種の設備投資の多くの部分を占めます。先輩方の作ったものや、競合のクルマよりも、性能とコストの面でより優れたものを作っていく挑戦なのですが、みんなでアイデアを出し合いながら一生懸命試行錯誤していくと、なんとか目標としたものが作れるようになります。まず一つはその喜びですね。
そして、もう一つは、自分の作ったものが、ある日販売店のショールームに並び、お客様の目に触れて、「カッコいい」と言った、評価をいただける。自分の仕事の成果が、目に見える評価につながる。それがモノづくりの喜びですね。

チームメンバーの得手・不得手を認識し、「この領域はあの人にまかせよう」という判断ができることが重要。

― 一方でITの責任者も経験しておられますね。ITの仕事のおもしろさは、モノづくりと少し違いますか。

上野:正直言うと、自動車会社のIT部門はツライ方が多いですね。ITはあくまで黒子です。出来て当たり前の世界です。ITの進化によってCADが2次元から3次元になるなど、設計するためのITツールも進化していくわけですが、一方で技術者にとっては、設計のしくみが変わることに不安もあります。そんな中でバグが出てトラブルになると、現場から怒られるわけです。
でも、そんな苦労を乗り越えて、現場が使いやすいツールを提供し、「ありがとう」と喜ばれると嬉しいですよね。

― そんな、さまざまなキャリアの中で育まれた上野さんの強みとは何でしょうか。

上野:ITもそうなのですが、クルマの設計というのは、一人でやるわけではなく、いろんな技術者、部署、パートナーと一緒にやっていく、チームでモノづくりをしていくわけです。そのチームをうまく調整する力をつけることができたのが財産ですね。

― チームで仕事をやっていく場合に、いろんな葛藤が起ると思います。どうやって、それを乗り越えるのですか。

上野:まずは、チームメンバー互いの得手・不得手を早い段階で認識し、自分で何でも解決しようと思うのではなく、「この領域はあの人にまかせよう」という判断ができることが重要ですね。

Rebootというキーワードは、自分の気持ちにとてもマッチしていて、いいなと思います。

― 今取り組んでいるプロジェクトについて教えてください。

上野:今は、海外企業やベンチャー企業の、自動車のR&Dに関わる案件の具体的なフォーメーションの提案やコーディネートなどに携わっています。

― そういうコーディネート的なお仕事のおもしろさはどういうところでしょうか。

上野:ベンチャーなど、リソースが限られた中で自動車を開発していくために、その少ないリソースをうまく生かして、小回りを利かしながら開発できる体制を作っていくことは、まったく新しいチャレンジなので、とても新鮮で刺激的ですね。

― 上野さんの場合は、定年の少し前から新しいキャリアへの転職活動を始められていたのですね。定年延長などの選択肢もあったのでしょうか。

上野:はい。定年後再雇用のお話もあったのですが、再雇用での職務が、私の得意とする研究開発・設計の分野ではなかったのと、家族の介護の関係もあり、自分のやりたいことを、柔軟にできる環境を選びたいと思いました。

― 今後チャレンジしたいことはどのようなことですか。

上野:大手企業の何千人規模の研究開発とは違って、少ない人数でも小回りを利かしながら、新しいことにどんどんチャレンジできる環境で、大好きなクルマづくりに携わり続けたいですね。

― リケジィ(Reboot Keep Going)のコンセプトについてどう思われますか。

上野:まさに私の新しいキャリアへの挑戦が、Rebootそのものなので、自分の気持ちにとてもマッチしていて、いいなと思います。

― 上野さん、今日はどうもありがとうございした。

※こちらでインタビューの映像もご覧になれます。

2016年11月19日
インタビュアー:チームReKG(リケジィ) ファシリテーター ナレッジサイン 吉岡英幸

無料!お気軽にご相談下さい

詳細のご経歴や、今後の働き方について弊社のコンサルタントにてヒアリングさせていただきます。
  • Facebook
  • twitter
  • Hatena