シニア技術者 モノづくりフェローインタビュー Vol.1 亀ヶ谷茂さん

シニア技術者人材の求人ニーズが高まっています。アクシスコンサルティングでは、シニア技術者人材のコミュニティ、チームReKG(リケジィ)を運営しています。
ここでは、チームReKG(リケジィ)のメンバーである、モノづくりフェローの方々をインタビュー形式で紹介していきます。

プロフィール

●お名前 亀ヶ谷茂さん
●年齢 62歳(2016年8月時点)
●略歴 国内の大手自動車会社で電気自動車の開発や設計などに携わる。定年を前に退職し、韓国の電気メーカーを経て、現在は中国の自動車会社で電気自動車用の電池の開発に、技術顧問として携わる。

kamegaya

自分の技術のバックグラウンドを幅広くとらえています。

― モノづくりフェローとして登録したきっかけを教えてください。

亀ヶ谷:国内の自動車会社にいるころから定年後のキャリアを考えていたのですが、定年を迎えてから次を探すのは難しいと思っていました。家庭の事情で定年前に退職後,韓国の電気メーカからオファーがあり就職しました。
そこでの3年間の契約満了と同時期に母の介護の関係もあり、日本に帰る決意をしました。ちょうどそのときに、アクシスコンサルティングのキャリアカウンセラーの方からコンタクトをいただいたのです。

― やはり自動車関連の分野で仕事をしたいと思っていたのですか。

亀ヶ谷:必ずしもそうではありません。自動車の開発は、他メーカーや大学などと連携してやることが多く、いろんな技術とコラボレーションできることが必要です。ですから、自分の技術のバックグラウンドを幅広くとらえています。

― 中国の自動車会社での技術顧問のお話をお聞きしたときは、どう感じましたか。

亀ヶ谷:おもしろそうだと思いました。ただ、家族の介護の問題もあり、フルタイムでの仕事は難しく、また、中国に行ったきりになるのも困るので、それらの条件が受け入れられるのかを、確認しました。
結果として、日本と中国を行き来しながら、月半分ぐらいの稼動でお仕事できることになったので、良かったです。

一緒にやっていこうという連帯感ができることが楽しいですね。

― 技術顧問のお仕事とは具体的にどのようなことをされるのですか。

亀ヶ谷:たとえば、電池であれば性能を高める、揺れや衝突に対する耐久性を高めるといった開発テーマがあります。その目標値を達成するために、いろいろと技術的なチェック、アドバスをします。
クルマの開発日程が決まっているので、それぞれの節目までに何をやるかは決まっています。その節目に合わせて、チェックすべきことをチェックしたり、相談を受けたりします。
月に1~2週間中国に行って、中国の技術者と直接やりとりをします。
中国人は技術者で英語を話せる人はあまりいないので、主に中国語でやりますが、私は中国語は話せないの、通訳を入れます。技術者同士ですし、図面を見ながらやりますので、コミュニケーションの問題はありませんね。

また、日本にいる間は、さまざまな調査をしたり、宿題となっていることに取り組んだりしています。

― 今のプロジェクトのおもしろさは何ですか。

亀ヶ谷:技術的なコミュニケーションがしっかりと取れるときですね。一緒にやっているという実感があります。特に自動車は、エンジン、車体などいろんなパーツがあり、それぞれの開発担当の方や、工場の方など、みんなと連携してやっていかなくてはなりません。それは面倒くさい反面、一緒にやっていこうという連帯感ができることが楽しいですね。

― 逆に苦労するのは、どのようなときですか。

亀ヶ谷:こちらがアクションしたときにレスポンスがなかったり、遅かったりするときですね。若い会社なので、こちらが指摘して、納得すればよくやってくれますが、納得しないと、物事が進むのが遅くなります。向うも忙しいですし。ただ、そういうときにいろいろと試行錯誤しながらなんとかコミュニケーションうまく取れてくると、逆に喜びになりますね。

― 仕事をしているうえで大事にしていることは何でしょうか。

亀ヶ谷:技術的なことを深めていくのは当然のことながら、スタンスも重要だと思います。以前に、部品メーカーに出向したことや、大学と共同研究をしたことがありますが、自動車会社の人間として入っていくと、なかなか受け入れられにくいところがあります。相手側の人間になっていく、同じ仲間として入っていくと、うまくいきます。
他者とコラボレーションするときは特に、そのようなことを意識しています。

自分の経験・知識を生かして、自分のやりたいことをやることの方に魅力を感じました。

― 今後の亀ヶ谷さん自身のキャリアについてどうお考えですか。

亀ヶ谷:まずは今のプロジェクトをしっかりやりたいと思います。ここでの経験はどこへ行っても生かせると思います。
そして、自分がやってきたことをもっと広める、自分が関わる分野での技術的な発展に貢献したいですね。
若い技術者の成長に貢献したい、自分の持っているものを伝承したい、という思いもあります。

― 技術者としての成長という視点で何か目標はありますか。

亀ヶ谷:技術は止まっていません。日々進歩しているので、追いかけないといけません。自分のやってきたことを基盤に、常に最新の技術にキャッチアップしていたいですね。

― 亀ヶ谷さんは、定年を前に次のキャリアへと歩み出す決断をしました。どういう思いがあったのですか。

亀ヶ谷:私が辞めるころ定年延長の話が出てきました。でも、家庭の事情もあったことと、外でいろんなチャンスが広がった方がおもしろいと思いました。定年延長でやれるのは、細かい部分をサポートすることが中心だと思いました。それよりも、自分の経験・知識を生かして、自分のやりたいことをやることの方に魅力を感じました。

― チームReKG(リケジィ)に期待することは何ですか?

亀ヶ谷:自分の専門分野がそんなに広いわけではありません。技術顧問の仕事をしていくうえでは、自分の専門分野以外の情報も必要になってきます。チームReKG(リケジィ)のネットワークを通して、自分の必要な専門知識を持っている人と接点を持てるといいですね。基本的にはモノヅクリの人たちは、「こんなことをやりました」と聞けば、だいたいその人の持っているバックグラウンドは理解できます。そんなさまざまな分野の人たちと知り合いたいですね。

※こちらでインタビューの映像もご覧になれます。

2016年8月19日
インタビュアー:チームReKG(リケジィ) ファシリテーター ナレッジサイン 吉岡英幸

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